イタリアン飲食店の厨房内排水管詰まり修理案件をご紹介します。店舗様よりご連絡を頂いたのが朝8:00でした。昨日の夜の営業中に厨房内に6か所ある排水マスの水位が上昇し、排水が溢れてくる事はなかったのでそのまま営業をして、営業終了後に店舗にある排水詰りを解消させるラバーカップなどの道具を使い試してみたが、一向に詰りが解消されない為、修理をお願いしたいとの事でした。本日のお昼の営業開始が11:00ですので、なんとか営業開始時間までに修理を終えて欲しいと言われました。開店時間まで3時間しかありませんでしたので、大至急お店に急行し、修理を始めました。厨房に入りましたらまず始めに店内排水経路を調べます。排水経路が解らなければ詰りヵ所の特定が難しく作業が進みません。厨房内がとても広く、洗い場や調理場など6か所の島で構成されており、各島ごとに排水マスが設置され厨房内で一度6か所の排水が集まり屋外のグリストラップへと流れている事が解りました。今度はグリストラップの蓋を開け、グリストラップ内での詰りが無いかを確認しました。こちらでは詰まっていませんでした。次にグリストラップから店内に向けて3ヶ所ある排水マスの蓋を開けて詰りが無いかを確認します。ここでの詰りも確認できませんでした。ですので、厨房内にある外側へ向けての最後のマスから屋外の厨房内に向かう排水マスまでの詰りであるという事が解りました。詰りを起こしている場所が解りましたので早速、高圧洗浄機を準備して詰りの除去に取り掛かります。排水管の詰り除去に関してですが、高圧洗浄機が最も威力を発揮します。高い水圧で油カス等の塊を分解しながら詰りを掻き出してくれます。洗浄機のノズルを排水管内に入れて作業を始めるとものすごい量の油カスが出てきました。いやぁー、久しぶりの大漁ならぬ、大量です、ところどころ油カスの塊に洗浄機のノズルが当たり中々前に進んで行きませんでした。しかし、排水管内に油カスが残ってしまいますとそこを起点に再度詰りを起こしてしまいますので慎重に油カスを粉砕し除去する必要が有ります。暫くすると大量に汚水が流れてきました。厨房の排水管内に溜まった汚水が一気に流れてきたようです。一度厨房内に戻り、各排水マスを見てみると上の部分まで上昇した汚水が流れっきっている事が確認できました。詰りは解消されましたので汚水は流れていきましたが、この状態で作業を終えるとまた直ぐに詰まってしまいます。まだかなりの量の油カスが排水管に付着しているからです。ここからは時間一杯まで厨房内と屋外から厨房にかけての排水管を高圧洗浄で綺麗にしていきます。かなり油カスが出てきましたが、なんとか時間内に排水管の洗浄を終える事が出来ました。仕事した感がありました、排水管が綺麗になった目安として、洗浄機のノズルから出てくる水が透明になれば良いです。水が濁っているうちは、パイプ内にまだ汚れがあるという事ですので、根気強く作業を行う必要があります。一般家庭でもいつかは排水管が汚れて詰まってしまう事がありますので、詰まる前のメンテナンスとして、2~3年に1度くらいを目安に排水管の高圧洗浄機を用いての洗浄をお勧めします。
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