本日は一般の建物の台所(キッチン)蛇口交換作業の施工事例をご紹介します。お客様より台所の蛇口が水漏れを起こしているので、一度見て欲しいと連絡がありました。連絡が入ったのは平日のお昼位です。直ぐにお伺いできるとお伝えしましたが、平日は仕事に出ている為、土曜日の午前中に来て欲しいとの事でした。どうやら、お昼休みに連絡をしてくれた様です。特に水漏れが酷いわけでは無いので日にち的にも余裕があるそうです。当店では数日先の御予約も承っておりますので、お客様のライフスタイルに合わせた訪問ができます。現場作業の流れですが、先ずはお客様の説明を聞き、実際に蛇口のどこの部分から水が漏れているのかを調べます。今回の蛇口は使用年数が約15年でレバーの下とスパウトの付け根の2ヶ所から水が漏れていました。確かに酷い水漏れではありません。今回は蛇口を分解して水漏れの原因を調べるまででもなく、カートリッジという部品の劣化とパッキンの劣化である事が目視の段階で判定できました。早速、蛇口本体に貼ってある蛇口の品番を元にカートリッジの品番を調べます。今回は蛇口に品番シールが残っていましたが、シールが剥がれて蛇口本体の品番が不明の時はその蛇口本体の品番を特定するにはメーカーに写真を送り、特定してもらうしかありません。残念な事に今回の蛇口は、2000年に廃盤となっており、部品の供給もなくなってしまっていた為、部品を交換しての修理が難しい状態でした。その事をお客様にお伝えし、結論として、そんなに酷い水漏れでは無いのでこのまま使用を続け、今後水漏れが酷くなった時点で蛇口本体を交換するか、若しくは水漏れが酷くなる前に本体を交換するかと提案させていただいたところ、もう長く使ったので本体を交換して欲しいと言われ、蛇口本体の交換となりました。基本は15年では修理より交換の方が良いです、部品で直してもまた他のところが悪くなります。現在販売されている蛇口は昔の物と比べ、機能がとても向上している物が多く、各メーカーより様々な商品が販売されています。今回交換したタイプは壁付(壁だし)のシングルレバー混合水栓で節水機能が付いています。台所の蛇口は多くの家庭でほぼ毎日使用されると思いますので、5年10年と長い目で見たら節水量も期待ができ、その分水道代金に反映されて節約にも繋がってくると思います。壁だし混合栓の交換は、水道屋の腕の見せどころです、蛇口の足が八の字で水平になるようにつけなくてはなりません。それを怖がるために古い足(脚)をそのまま使う修理屋もいます、でもやはり足も新品に変えてあげましょう。
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