郊外のロードサイドのイタリアンレストランの店舗のトイレで起きた詰まりトラブルポタポタチョロチョロについて、便器脱着(便器を外して逆さにする)作業による異物と詰まり除去修理の事例をご紹介します。店舗の方より、トイレ詰まり修理のご依頼を頂きました。状況についてお聞きすると、どうやら来客の方が誤って財布を便器に落として流してしまったとのことで、取り出して欲しいというご希望でした。来客の方が流された後は手を付けずにそのままの状態にしてあるとのことでした。便器の内部に引っ掛かっていれば回収は可能なのですが、運悪く流れて行ってしまった場合は必ず回収できるという保証はできない旨をご説明して、現場へ急行しました。お店に到着し、トイレと排水管の経路、屋外排水マスを確認すると、トイレから屋外排水マスまでの距離は10m程だったので、排水管まで財布が流れてしまった場合だとしても、高圧洗浄機を使用すればなんとか掻き出して回収できそうな配管経路でした。排水マス付近には財布は見当たりませんでしたので、まずは便器を取り外してみることにしました。タンクと温水便座を取り外して養生した廊下の床に一時避難させ、便器を取り外してひっくり返して内部を確認しました(大体ここにとどまったいる場合がある)が、残念ながら便器内部には鍵はありませんでした。ライトで照らしながら床に設置された排水ソケットから床下の排水管内部を覗いてみると、排水管の底の部分にキーホルダー付きの財布が見えました(ビンゴ、よかった、汗)。排水管の曲がり角の部分に引っ掛かっていたようでした。長いトングを使って何とか財布を引っ張り戻して回収できました。来客の方が流してしまった後に、1回でもトイレを流していたら、さらに下流へと移動してしまっていたかも知れませんので、手(トング)の届く範囲に留まっていてくれて幸いでした。外した便器とタンク、温水洗浄便座、給水管を全て元通りに組み戻して(これでどこかが水漏れする場合もあるので注意です)、無事にトラブル解決となりました。
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