築18年程のツーバイフォー工法の戸建住宅の洗面所にて起きた蛇口の水漏れトラブルについて、最終的には洗面蛇口交換による修理の事例です。お客様から洗面台の蛇口で水漏れしているので修理をお願いしたいというお電話を頂きました。ちょうど待機時間だったので、お客様宅へ急行して状況を見せて頂きながらお話しをお聞きすると、洗面台の収納内が濡れていることに気づき、いろいろな荷物を出してみると、シャワーホースから水が漏れているのを発見したそうでした。収納内のべニア板は水を吸って柔らかくなってしまっていて、荷物の重みでたわんでしまっていました。今回の水漏れは、シャワーを引延ばしできるタイプの蛇口のシャワーホースの老朽経年劣化によって起きてしまうトラブルで、ホースは普段、収納内にぶら下がっていて隠れていますので、水漏れが発生しても気づくのが遅れがちになるトラブルですが発生事例は多いです。修理をするとなると、この蛇口に合うシャワーホースを取り寄せて交換するという方法になりますが、部品の到着まで数日はかかってしまいます。少なくても15年以上は一度もメンテナンスをすることなく使用している蛇口らしく、水漏れとは別に、シャワーヘッドの切替ボタンも機能しなくなってしまっていることと、レバーも固くなってきたことも不便に感じていらっしゃるようでしたので、蛇口そのものの交換をご希望でした。車に常備しているスタンダードな蛇口や各種メーカーのカタログを見ながら選んで頂くと、常備しているスタンダードな蛇口での交換をご希望でしたので、そのまま交換作業を開始させて頂きました。収納内から蛇口を取り外して作業することおよそ30分程で、新しい蛇口が使用可能になりました。蛇口の使い方も以前の蛇口とほぼ同じなので違和感なく使って頂けますね。今回交換した新しい蛇口には、排水口を塞ぐための鎖につながれたゴム栓だけ付いていないのですが、今回のお客さまは洗面ボウルに水を溜めて使うことはないとのことでしたので、ちょうどよかったようです。シャワーを引き延ばして使うことができる蛇口はとても便利なので、洗面台だけでなくキッチンでも広く用いられています。便利な反面、今回の様なシャワーホースからの水漏れトラブルが起こる可能性は避けられません。トラブルが起こっているのは使用年数7~10年頃の方が多いので、こまめに収納内を点検しながら使用することをお勧めします。収納内に荷物がたくさん入っていると水漏れしているかどうかが見づらいので、ホース周辺を手で触るなどして確認して頂くとよいですね。
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