普通住宅のの建物です、お客様より、台所の蛇口から水漏れしているので修理して欲しいとお電話を頂きました。さっそく現場に急行し点検したところ、想像していたより水漏れがひどい状態でした。水を出すと蛇口本体の繋ぎ目の部分から水が漏れっている状態でした。すぐに台所下にあるアングル止水栓で水を止め、蛇口を点検したところ蛇口の型番が書いてあるラベルの文字が消えていました。お客様に使用年数を確認した所、18年以上は使用していることが解り、もう蛇口の寿命が来てしまったのだと思いました。お客様の使用している蛇口はワンホールというレバータイプの蛇口でパッキンなどの部品では直らないタイプのものです、蛇口の中にカートリッジという部品が使用されており、カートリッジの寿命がきてしまい水漏れを起こしてしまいました。蛇口の修理のために、カートリッジを取り寄せ様にも型番が解らないので取り寄せる事が出来ません。そして18年以上使用されているので、今回部品で直させたとしても、今度は蛇口の違う箇所が故障してしまう可能性が有り、修理すると余計に費用が掛かってしまいます。水のカルキで接着状態になっていて交換していると割ってしまう可能性もあります、今回は部品の修理ではなく蛇口本体の交換をお客様に提案してみました。部品交換より本体交換の方が割高になってしまいますが、今後のことを説明するとお客様は納得して頂き、本体交換をさせていただきました。交換作業中台所の扉の中を潜らしていただきます、その時蛇口とシンクの付け根の部分を潜った時に確認させていただきます。何故かと言うとシンクの裏の部分は木材を使用されている場合、今回の様な水漏れが起こると蛇口とシンクの付け根の部分から水がシンクの中に入ってしまい、気づかない間に木材が腐ってしまう場合が有ります。木材が腐ってしまうと蛇口がちゃんと固定できなくなりとても危ないからです。一応蛇口の付け根にはパッキンが使用されており水の浸入を防いでくれていますが、長年使用し続けるとパッキンが傷んでしまい水の浸入を許してしまう事が有ります。今回のお客様のお宅は問題なかったのでそのままレバーのワンホール蛇口の交換をさせて頂き終了しました。蛇口の寿命はだいたい10~12年ぐらいと言われています、しかし10年以上使用されたからと言って絶対に蛇口本体を交換しなければならないということは有りません。部品で直る事もあります。カートリッジよりもバルブ式のほうが部品でメンテナンスはしやすいですね。
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